Monsoon

 寝坊して寝起き頭のウォーミングアップに書いてみていますが、'98-'00ごろにかけてSFCの福田研の学生を中心に作っていた『Monsoon』誌。瞬発力的には当時、影響を持ち得たように見えたものだけれど実際にはどうだったのだろうと時折考える。同世代で同業界にいる人間にはトラウマ的に(笑)なっている人も居て、特にSV誌編集の友人などはいまだに事あるごとにその名前を出すが、私自身は初期の頃に自分も書いていて身内だったためかまだ客観視ができない。結局、村の中の出来事だったのかしらね、という気もしてしまうが、当時自分達の世代が発言力を持つ事、というような「紙とインクの青二才(小見が言ったんだったか?)」らしく暑苦しいテーマを深夜語ったりしてた訳で。
現在ではKrewは散らばってそれぞれの分野で活動していて、当時の彼らに近いところで『PAPER KNIFE』を出していた庄野くんたちによる『COLLIDER』が、今も不定期刊でクオリティと熱を保った雑誌作りを続けている。この雑誌についても手放しで誉める同業者が多いのだけれど、それはそれで問題なのだなと。「こういう雑誌、今は作れないよねなかなか。いや彼らには頑張ってほしいよ」こういう発言に苛立ちを感じるようだから、多分私は社会とうまく折り合えない。
ちなみに初代編集長付近は本業の合間にこんなサイトを半年程やっています。
http://www.pfctweb.com/