書店がない

 今日、大阪屋さんを見かけたがルミネ二店とも今週末からというのを見落としていて、2の方だけと思い込んでいた事に気がつく。大阪屋の在庫をとにかく、つっこんでまずは棚をうめるのだそうだ。個人的にはブックファーストは渋谷しかいった事無いのであのイメージとして、文芸(渋谷だと二階)は強いけどアートと写真(地下)はボロボロ、一階の雑誌は数が多いが随分緩いセレクトなのでみててスッキリしない、あと扱いが雑、という一歩進んで二歩下がる感じ。まあ文学文芸強ければ新宿のあの立地では却って向いてるのかもしれないけど(って、ビジュアルカルチャー系が強めよりは、という程度で実際の新宿の売れ筋を把握してはいない。ただどうしてもビジュアルアート方面の客層が強い場所ではないように思える)。まあ始まる前から愚痴いっても仕方ないので今後に期待。
 仕事場と自宅のそれぞれ最も近い書店が山下書店となってしまった。ラフォーレ店と渋谷新南口?店。ひどく悪くはないけど見て楽しい書店ではない。ラフォーレ店は狭過ぎるし客層が10代中心だからしかたないが渋谷はなぜかあの店だけサブカル臭が強く、というかサブカル大好き臭と呼ぶべきか。でも多分その方面は、常駐の店員が見ていないんじゃないかな、カルチャー誌とかバックナンバーまで置いている割に手入れが悪いし中途半端だし今まであたった店員が私の探している本や雑誌(発売日すぐのものばかり)を知っていたためしがない。名前知ってても月刊誌の発売日を記憶していない。あと山下は全店舗で岩波の取り扱いがない。原宿は文鳥堂が撤退したのが痛かったなぁ。
 図書館も、東京は今は都内に一冊あればリクエストかけても買ってくれなくて他の区から取り寄せるのをまったりする(石原の決定*1)。だから期限内に読み切れないともう一度借りるのにまた時間がかかるし、時間外返却ができないので腰が重くなる。せっかく中央図書館が近くて昨年末はかなり使っていたのだけどなかなか行かなくなってしまった。
 ないなら作るしか、という声も聞く(それを実践しているひとから)し共感する部分もある。が、作戦は練らないとね。でも、やっぱり私は自分がそうするかどうかは別として今の日本の環境でカルチャーに類するものを単純に資本主義経済的な力学の平面で測っては「ダメ」「弱い」と切り捨てる短絡さだけはどうも馴染まない。現実それに対処しなければならないけれど、それで優劣を決めて捨て去るのはバカのやる事だと思っているだけなのですが。なんでこんな時だけ普段は縁もないビジネス書みたいな物言いするんだ能無し、とかね。言い過ぎ?

*1:こいつ本当に文化とかに対してダメな。