バチェロレッテ・パッド

pesce2004-09-12

 ともかく、仕事の方がたいがいの事よりも大事だったり重要に思えてしまう時期なので、「仕事とあたしどっちが大事なの!」的な関係を誰とも結ばないという状態が一年以上続いている(のは、中学生以来初めてである)。仕事からしばしのあいだ引き離してくれる人がいればいたでやぶさかではないけど、それをするだけの準備が先方に無いなら単に暇や性欲に付きあわされるのも勘弁、と最近はとても正直に時間を秤にかけてしまう。本気には本気で応える礼儀は持ち合わせているんだけどにゃ。
 さて珍しい事を書いてしまいましたが、ヴェネチアでずっと人につきあって行動していて、ふと仕事の急用で彼から離れ数時間一人で行動しようとボートに乗り込んだ瞬間ものすごい開放感を得て自分でビックリした、以前は人と一緒にいたり暮らしたりすることに全く何の苦痛も煩わしさも覚えない体質だったのだが、と一昨日に人に話したところ「それが自然なのでは?」と答えられ納得した。理念や宗教に基づかない博愛的行動の大半は神経症症状の一環なのではないかと思う今日なわけです。
 話はそれるけど私自身がメンヘルカミングアウト@ウェブなどするひとを苦手に思うのは、親兄弟配偶者以外の人にまで、自身の症状を盾に当然の権利のように自身の幼児性の受け入れを求めたりするのはどうか、と思うからなのです。「私はこういうトラウマを抱えているんだからその代償をこういう形で世界に求めるのはしかたのない事でしょう!」みたいな話に還元できちゃう事例がほとんど。私も喉元まででかかる入院撞着を飲み下しながら(笑)仕事してますので、みなさん自分の仕事は自分でなるだけやりましょうね、とおもっとります。