モリコロ森に帰る

pesce2005-09-25

 色々とご縁や事情ありで結局いってまいりました最終日の地球博、前夜夕方五時からからゲート前に子連れで待機、朝までに三千人という気違った状況。プレス特権をこんな時に行使(最悪)し、また内部スタッフにくっついてまわって結局、トヨタ、JAMA(Wonder Wheel)、JR東海、三菱、SONY(というかGlobal House、マンモス)を一度に午前中に回る。外国館も中米、カナダ、アンデス、スペイン、アルゼンチン(タンゴショーのみ)など行っていなかったとこと、友人のいるベルギー館、それからご縁の深かったクロアチア館。クロアチア館は一緒に行った講師チーム(翌日が我々の後期初授業)への紹介で午後に一回。それから最後の、本当に最終を偶然立ち寄った際に呼んでもらって観る。誰もいなくなったパビリオンで最後のエレベーターの上げ下げの操作をさせてもらう。
 一応半分関係者みたいなもんなので、それなりに最終日を楽しみました。ベルギー館ではビールもらい(やはりフリットが美味しい)、企業館ではそれぞれお土産もらって、最終のお土産セールを眺めて(持って帰るの大変だからね、元々が高すぎるというか)、閉幕後のスイス館のパーティに顔を出してクロアチア館でワインとパスタをいただいて、バイクのっけてもらって帰る。仕事的には切羽詰まっているし、夕方には身内の訃報が入りオールオッケーではなかったけれど、ツッコミを入れるところは一杯あるイベントでしたけど、ともかく久々にこういう場所を堪能しました。ぜったい普通に並んで入ったりできないけど。それなら来なかっただろうけど。つうか、朝8:30の時点でトヨタ、日立の整理券配布終了、八時間待ちってなんですか。それで並んでいる人たちはどうするつもりなんですか、そんな観たいかあのロボットショー! いや私はダンスパフォーマンスの方の振り付け師が知人だったのでみたかったのだけど。
 ともかく、最低入場者数を記録した開会初日(3万人)から、連日20万人以上となった最終二週間ほどという、わけのわからないお祭り騒ぎも終わったわけで。開幕から185日、三日前の内覧会から半年ちょっとあのテンションをキープするのは関係者の皆様よく頑張りました。メディアも、平日昼前を帯で半年、万博番組作り続けたテレビ局の方に感服、フラッシュバックネタで一ヶ月は持たせるでしょうが、編集が今頃大変かと思います。場内撤収作業の皆様と合わせてがんばってくださいとしか。もう最後の方、外国館の日本語スピーカー達に日本の歌をカラオケで歌わせるのを生放送とかほとんどヤケではないかと思われる企画ばかりで。会場内にあるもので画面に映ってないものはないんじゃないだろうかというくらい徹底していましたね。クロアチア館が塩田をベースに水と塩をコンセプトとしているからって、スタッフをラーメン屋に連れて行って塩ラーメンを食べさせ感想を聞くとか(確かに『巨泉』の塩ラーメンは美味しかったです)。東海地方のメディアサポートはそういうわけですごかったので来場者の半数以上が県民だというのはもちろん納得がいきます。ちなみに閉会式の午後九時頃、モリコロは森に帰ったんだそうです。朝、スタッフ通路に打ちすてられていましたが。
 ということで、今後の名古屋行きは一応、取材じゃなければ大学での講義ですから遊びじゃないのですから、えーと東京のお仕事もちゃんとやりますから、このページ観て仕事の進行具合を聞いてくるのはやめにしてください! >出版関係者さま