ペン大

pesce2004-02-27

 2001年からだから、実はもう菊地さんに習いはじめてから3年経つんだが常に途中で脱落して(自分と菊地さんの名誉のために言うとついていけないからではない)色々お互いの事情ですれ違い中断をくり返して、しまいには一年半前からクラス制が発足してシステム化されたこともあって、2月からの新学期2日目の音楽理論初級クラス(今季初出席)で、通算四回目の四度圏、五度圏のサークルを手帳に描くことに。学校教育で留年の経験はないんだけどなぁ。クロマチック、ホールトーン、ディミニッシュ、オーギュメント、と一通り聞き慣れた言葉も書き写し、元々なんでこの人のレッスンを受けようと思ったのかなぁ、とか考えているうちにするっと終わってしまった。ちなみに次回のレッスン予定日は上海にいる予定でありいきなり新学期の出席率は半分以下だ。
 で、元々私は個人レッスンで音楽理論とサックスを弊習していたのだけれど基本的に二人ともが神経症的素地を持っていて気遣い(気違いではない)が度を越していてその隠蔽が喋ることであるため、一番ひどい時で3時間のレッスンのうち授業したのが30分、それも前回の復習のみ(内容はまさに今日描いた五度圏)で会話の内容はとても公共の場に書けない種類と品位のもので、わざわざスタジオ借りてエロ話、に類する話をしていたというべきか。サックスなんて組み立てただけとか。で、だから、なんでこの人のレッスンを受けはじめたのかと言うと「音楽の言語」を学びたかった。純粋に趣味の対象でありながら仕事でも関わらざるを得ない、それを扱う手つきと距離の取り方に常に悩まされていた「音楽」との関係を試すつもりもあったと思う。そして彼はとても優れた通訳者でガイドだった。少なくとも生活/文化(&人間関係)の共通言語が多いこと、そして音楽的には私の経験範疇ではないジャズをメインとしていること、などが動機付けだったように思う。だから実際当初から理論そのものを学ぶつもりも楽器そのものをそれほど上達するつもりもあまりなかったのだが、さすがにこの周回もいい加減にせねばと今頃思った、今日。遅いつうの。
 なので写真は書き慣れていい加減になった四度目のサークル走り書き。まさに旋回、自身を巡るダンスとして病理としてのピルエット(笑)。
加えて言うなら細かく間違っている*1のでそのへんは流していただけると。

*1:♭と♯が何故か数カ所逆になっている。