今日のお仕事

 資料関係最終入稿の合間に自宅徒歩三分のアカさんのお店で某誌鼎談。先週末から同じ特集内で三本目なのだけど今日のが一番、年齢ジャンル的に近い人々が集まっていたので面白かった。でも、不用意に発言入れると担当編集がまた怒りそうなので、頷き中心に見守っていました、遊び始めた頃に年上のお友達が口にしていた単語がぼろぼろでてくるんですもの。まあでも私自身が当時仲良くしていた辺りの人々が、ストリートというより机上派、脳内妄想カルチャー派(当時のニューウェーブテクノポップ方面)出身だったこと再確認でした。
 ちょうど私がクラブに行くようになった頃はジャンル間の交通が無くなり始めた頃だったのでしょう、私自身はイエローでモラレス&ナックルスのLARK LIGHTS行った週末にジャマイカンナイト行ったり、ジオイド→バー青山→CAVEとか面白そうならどれでも行ったけど、どうもテクノっ子はテクノ、レアグルーヴ方面はそちら、ヒップホップとかレゲエとか、とばらけて行った挙げ句にテクノもハピコアとかトランスとかなった頃にもうつまらなくなって離れてしまった。なんかレイブとか行く人の服がヒッピー臭くなってきた頃だけど、どーもダメだった。ブレイクで全員両手あげとか、ええ? 本当にみんなそうなの? とか。
 そういえば渋谷X Dayとか言うのが'93年の夏頃にあったと思うのだけど、ROOMとCAVEとインクとJ TRIPと、あとどっかのクラブ(Club円山だったか)が出入り自由になる日で、パス代わりのTシャツを円山のスタッフにもらって一晩遊んで、朝、ハチ公に着せて帰った。その夜は、それぞれのクラブで知り合いと合流したり離れたりで、行き先が同じ人と外に出て、公園通りで別ジャンル組の知り合いとすれ違って手を叩いたり、後日某CUTiE誌に「クラバー、渋谷をジャック!」などという見出しで書かれてあるのが痒かったり、このまま行けるんじゃないかなと本気で思っていました。楽しめるものを見つけることに一生懸命だったんではないかな、と。そしてそんな子供達の楽しみにちょっかい出してくる悪い大人なんていないと思ってたから。(どーもこの件に触れるとメランコリッカーな口ぶりになる点はご容赦)
 でも諦めないと言うことで、子供で居続けるという方法もあるのだなと最近立続けにお会いしたover40(一部over50)のお兄さんたちを見て思ったりもするわけで。かっこいい男性の顔だちはやはりどこか子供なのですよ。なあんつて、はい、今度は書き原稿の締め切りが目前なのと企画会議が明日なので逃避は程々にします。またそのうち。