ビジネスマナー、ワンツー・スリー

pesce2004-10-28

 あまり仕事の愚痴だけというのは書きたく無いものなんだが、現在担当している記事のインタビュー先が香ばしい事になっている。インタビューしたアーティスト本人は、まあ奔放だが面白い女性で、我侭ではあるがそれ自体に嫌味は無い。振り回されるけど。
 しかしこういう場合に問題になりがちなのは得てしてその下っ端だ。アシスタントだ。我侭で気紛れなアーティストのもとで下積みをして、気遣い上手になっている人は別に仕事をする分には問題ない場合が多い、個人的に付き合うと下に積まれすぎてて堆積しているものの香ばしさに吃驚させられる場合もあるが、まあ基本的にそういう人とは仲良くならないので問題ない。が、アーティストと似たような性格で奔放で気紛れなんだが、クリエイティブ能力があるわけでは無く、しかしなんとなく事務所に残っちゃってる、というタイプのアシスタントはたまに、いや最近の不思議ちゃん系クリエイターのもとにはけっこうな割合でいる。彼らは友人になるならまだいいのかもしれないが仕事をするのは、言わずもがな吃驚どころですまない事がおきて吃驚する。
 つい数日前に、前から言ってある画像がまだ来ないので、夕方に帰宅してしまったらしいアシスタントさんに事務所経由で連絡をとってもらいお電話をいただく。とりあえず、確認しますがアレとコレについては前のメールにも書きました〆切りなので何卒今日中にください。数日前にメールでもその旨お伝えしましたよね?
 そこに一言、
「私、御社だけ担当してるんじゃないんでぇ」
 ええ、私も貴事務所の記事だけ担当してるんじゃないんで。と、思わず即答していまいましたが気が小さいんで先方が真っ当に嫌味を受け止める前に続けて「ともかく、では代わりに内容ご確認いただける方を決めて、それからご連絡をいただけますか?」とB案提出してみたんですが、その気遣いに気付かないのか気付かぬ振りのニクイ演出か、連続していい発言を。
「これ、私の携帯電話なんでぇ〜」
 奇遇ですね、私も私の携帯電話ですよ。
 いやぁ、びっくりしたなぁ。
 さて寝ます。