今月はもう仕事しない

　と、思いながらCDG空港を飛び立ったのだが、五時間も北の凍土を眺め続けていると何か後ろ向きに未来に飛ばされていくあの百鬼夜行系天使の顔とかが浮かんでは消えていく、ありふれた言葉だけ（高音）*1。そんななかアイデアフラッシュとプレゼン先をメモにしたためている自分に気付いた。下敷き代わりにしている紙束はマッシモ・カッチャーリなのに天使の灯りの許ではなくモニタの明かりの下だったのが災いか、文化の香りなき資本の権化のようなネタ（紙媒体仕事ではなく）を数個書き終え、出自は隠せねぇなぁ、しょせんは広告出身や。と、鞘に仕舞うようパチンと音をたてウォーターマンの万年筆の蓋を閉じる。ああ、ごめんよ君は愛する人への言葉を書き留めるためだけに、パリの街角を出てきたのに。相対的自由と歴史的必然のいずれかを選ぶことのできない、自由の方向で考えつつも必然の方向で選ぶ私のアンガジェの矛盾を許してくれ賜へ。と筆記具に許しを請いながら、ANAの客室乗務員は、もてなしと媚びをごっちゃにしてるんじゃないのか、これだから日本のビジネスマンがあかんなるんやないか、ちゅうかANAなんぞ使わんか、やっぱ観光客メインか、ここ、など切れ切れの脳内テロップ的時間を過ごしていました。と、いうことで成田着陸後にはすっかりお仕事頭に。
　とりあえず、車の修理のために稼ぎ仕事をやろうと思う今日。昨日久しぶりに顔を見に行ったら泣けてきて、南極大陸でタローを抱き締めるような気分になりましたので、まじ頑張ります。いや写真は04-04-28の日記からの使い回し・・・煤けた姿が悲しくて、写真撮るの忘れた。
-- といいつつも、今週は打ち合わせを一日一個、一日一善くらいの感じで入れる他はなにもする気がないので、ぜひ秋の旨いものなどを食べにいきたいのでお時間ある方はぜひメールなり電話なりするように。週末にSoltero誌打ち上げが終わったら、いちおー仕事モードに戻ります。

--ちょろちょろと、先週（11/8-11/14）の旅先の事も前の日付けで書き足していきます。なぜならばそれができるくらいには暇なのだ。とりあえず、向こうで観た映画とかギャラリーのことを足していこう、いっつもこう書いては放りっぱなしなので。

*1:すいませんコメントを引っ張ってまだ80's末期ソングスなんです