師走の週末

pesce2007-12-09

先週、引越し時に購入して取り付けないままになっていたバンブーブラインドカーテンを、友人男性の手を借りようやく設置。身長180cmオーバーの彼でギリギリ取り付けられたので、やっぱりいままで手をつけないでいて正解だったと思った(いや業者に頼めば一発なんですが)。そして今週は学生時代の後輩がやってきて炒り豆腐やら残ってたキャベツを使ったスープを作ってくれた。当時から変わらぬギャルっぷりのため全く予想していなかったがいつのまにか栄養士になっており病院で働きつつ自宅でエステを開き、かつ来春の管理栄養士試験の勉強をしていると聞いて驚いてみる。ということで、二ヶ月を越した平熱より1.5℃オーバーの体温に消耗も度が過ぎてます病人です。それをだしに、友人知人らに頼ってみてます。お土産として父が送りつけてくる健康食品やら着なくなった服などを押し付けていますが。
ま、取りあえずそういうわけで、働き始めて10年ほどほぼ毎年決まって仕事も社交も決算期な年末という季節に、多少時間ができております。パーティーシーズン、の質が11月と多少変わり展示会や発表会関係のレセプションパーティーから、先週より年末のご挨拶パーティー、そして個人的な忘年会シーズンへと入りかえって人間関係的にはややこしい時期。しかもまあ、ええとあの雑誌がああなって、こうなった感じのご挨拶も重なるので面倒なものです。が、まあこの時期に動かないでどうするという気持ちもあり、がっつり出席いたしますけど。恒例の自分忘年会も昨年は数えずにいたら20人席に40人来る羽目になりご迷惑かけましたので今年は自邸を開放します。
で、雑誌のことは書いていいこと、というかやはりネット上には会社員としては会社発表以外のことは本来書いてはいけないので、所属組織が変わったら書きます……と。けどまあ社内的にもクライアント的にも読者的にも、見ていた人たちにとってはなぜ? という反応が多いわけです。広告はそれなりに取れていて一応それなりに派手なプロモーションもやっているほうなんですが、まあお隣の男性誌のほうが公表資料的にも年間24億の広告収入があって成り立っている、と言う感じですから。(お隣は)ほとんどOggi並み、そして全盛期CanCamからみたら半分、ということで中堅版元としてはがんばっているほうなんで。その半分以下とはいえ、広告では入っていたし部数も同類他誌に比べて遜色ない。無難にクライアントの言うとおりの提灯記事を書けば他の雑誌と同じになり、大手版元に営業力で勝てるはずもなく、テロみたいな誌面を作れば賛否両論の激しい中で作る事は仕方がないことに。多分多くの人が思うよりはるかに大きなお金が出たり入ったりして回るのが、ああいうファッション誌なので。専門誌やらインディペンデントのファッション誌作っている時には、前者なら300万円以下、後者でも800万円程度で一冊を仕上げることが可能でしたが、こちらはページの制作費平均が前者の倍近いあたりなど勘案してだいたい2000万円前後は制作だけでもかかっていたかと。人件費とプロモーション費などを考えるとそこそこの広告収入があっても、とてもじゃないけどチラ赤どころじゃなくモロ赤です。ルブダンの素敵な靴のように、実はソールが燃えるような赤! なんて雑誌も業界内にいますとわかりますが、それでもなんとかできるのは大手か、外資で本社から誘導があるか、編集長が名物すぎる(商売人として)か、と言う感じですね。現状。
あと、ファッション誌じゃないけど誌面にお金をかけて広告もあまりいれずに美しく作っているところは大手メーカーなどのメセナ事業として成り立っているものだったりもしますね。羨ましい限りです。

そんななかで、写真のマスタースクエアPGのレリーフが、昨年のロングアイランドに続いてやってまいりました。頑張った自分へのお見舞い(笑)ですね。レリーフのシリーズ中でもマスタースクエアのギョシェ彫りが引き立つ正方形の白フェイスにPGレリーフが華やかに映えて、トレードマーク的なアラビア数字よりもこちらのグラフィカルなローマンがよく似合います。とはいえクオーツだと毎日巻かなくていいというところが、便利というより愛着をわかせないかもしれない。まあしばらく使ってみますが。