LAST PATROL Exhibition

pesce2008-02-16

ちょうど会社を出るころに針谷君のイベント告知を見て、原宿はキャットストリートの「Revelations/」まで。オープンの時以来になってしまっていたけれど、一周年記念イベントでもあった。あれー、まだそんだけしか経っていなかったか。「Revelations/」は針谷くん率いるANSWRがプロデュースしているセレクトショップなのだけれど、一階奥の部分に作品展示があります。
Revelations/ 1st Anniversary Exhibition
「LAST PATROL」by Life is Just a Situation
(やぶのけんせい + イシカワダイスケ)
会期:2008年2月15日(金)〜4月30日(水)

Revelations/ の今シーズンのテーマ「ミリタリー」を再解釈した本展のタイトルは、「LAST PATROL/最後の巡回」。本来「LAST PATROL」とは、第二次世界大戦後に収容所などを発見した、連合軍の“最後の”ヨーロッパ巡回のことを指すのだが、今回Life is just a situationが掲げた同タイトルには、「日々の生活における新しい発見や感動を再確認することの重要性」という彼ら独自のテーマが込められているのだという。
2人が創り出したこの世界をパトロールすれば、新たな発見に出会えることだろう。
http://www.public-image.org/images/project/lastpatrol/info.jpg

ということ。
表参道駅から会場に向かう際に、曲がる場所をひとつ間違える。GYREはオープニングにも足を運んでいるんだけれどそこで曲がって初めて、ああここビブレのとこだなー、715っていうパン屋があって7:15に店を開けるので94年ごろバーのバイトやクラブのあとここのベンチに座り込んで文庫本読みながら*1開店待ったなぁ。つうか、ビブレって(笑)GYREになるまえにもエスキスなんかあったじゃないか、バブル崩壊外資バブルの徒花みたいな。元ビブレを越えて歩いてキャットストリートへ。車の通行を前提にしていない歩くための路地、そしてそこに小さな会社や店がひしめく、原宿らしい光景だなと思う。数十メートルで外資メゾンにヒルズにと桁違いの資本が動く商業ゲームみたいな地帯が広がるのに。
さてオープニングパーティには昨年と同じ見知った顔も多く、屋上に設けられた会場はかなり混沌としていたけれど「物事が生まれる遊び場」としていい雰囲気があった。けんせいくんもどこかの遊び場で会った事あるようだったがお互い思い出せず。偶然、入り口で先日の蕎麦打ち会にいらっしゃったSSTの遠山さんに会う。個性が立ってるいい大人、という印象のかたで、ともかく分け隔てない好奇心の持ちように感心することが多い。同じく会場であった梅川くんたちがゴハンに行くというけれど多分大丈夫(笑)と思ってお誘いしてみたらやはり盛り上がっていた。スープフレンズとして、ご登録いただいた模様。ありがとうございます。

展覧会は、グラフィックとファッションともに私自身のテイストでは全くないのだけれど、サーフェスとかと同じく、目を開かせる鮮やかさがある。意味性を剥ぎ取りつつ重ね塗る際に、単純なパロディやアイロニーを離れた写経とか曼荼羅みたいな祈りの力強さみたいなものを感じる。この場所は、だから観にいってしまう。去年は随分忙しい時期だったと記憶しているけど。


けんせいくん、後ろも作品。詳細は遠山さんのブログのほうが詳しく、いい写真。

*1:当時はまだ携帯電話が普及していないので、移動時間や待ち時間に読むために必ず本を持ち歩いていた。いまもそう変わらないけど。電車の中で携帯メールを打つなどすると負けた気になる(笑)