追伸から始まる旅のように

pesce2004-04-12

 朝っぱら、7時のリムジンバスで赤坂のホテルをでる。ここから成田への道は東京タワーをぐるりと巡りレインボーブリッジへという風景を側面からなめるように迂回して乗り込み、お台場、東京湾を抜けていきまるで出発から日本を去る異国の人のためのエピローグだ。東京湾までしか書いてないのはそこから到着まで寝てしまったからなんだけど(笑)、十分景色を楽しんだ。懐かしいもののように。去年も赤坂から朝同じ時間に出発したはずなのだけど、と考えてみたら乗り遅れて東京駅にタクシーで走り成田エキスプレスに駆け込んだんでした。リムジンバスは何度も使っているはずなのに、なんだろうと思ったら仕事で冒頭だけみたソフィアの「ロスト・・・」のせいだな、朝っぱらの光の具合がちょっとスモーキーでノスタルジックだったので喚起された外国人視点だった。と、行きの飛行機内でようやく終わりまでみていて気付く。
 しかし前夜のうちに発掘されなかったモトローラ携帯のためにチェックイン後ドコモカウンターに直行、その他、銀行で振り込み、同じく発掘されなかったデジカメの充電器を電器屋(高い。あたりまえだが)で探す、などしているうちに出発時間ぎりぎり、性懲りもなく最後のメールチェックとクライアントへの確認やら現地への連絡をしていて最後はゲート駆け込み。
 ヴァージンアトランティックは初めてだけど、聞いていた通り機内食がまともで感動する。経済席歴の長い私ですが、温かいものを温かく、冷たいものを冷たくだすことができているだけで、あと食材がそれぞれなんだかわかる味を残しているだけでもう「よくやった!」と肩を叩きたい気持ちでした。サラダは冷やし過ぎて一部凍っていたし、デザートのチョコケーキは甘過ぎて一口でギブアップしましたが、ご愛嬌です。アリタリア航空の母国の料理への愛の無さっぷりに比べればもう。