La Ciotat

pesce2004-07-12

 ラ・シオタと言えば1895年リュミエール兄弟。パリに先駆け世界ではじめて映画が公式上映されたエデン座であります。マルセイユには午後いっぱいしかいない予定だったので、ダッシュでブイヤベースを食し(苦笑)、そのままタクシーで山を越え谷(カシス)を下りでラ・シオタ。到着した目の前がそのエデン座で、海に面して建っているそれをみながらお茶を一杯。青い絵の具を溶かしたようなザ・地中海のガラスみたいな波打ち際が広がっておりました。素直に感動しましたよ。
 天気もよしで、良い一日、と再びマルセイユに戻り荷物をピックして空港へ。えー、easy Jetがフライトキャンセルだそーです。じゃあ、いったいどうすれば? 「明日の同じ時間ですかねー、それか払い戻し」払い戻されてもホテル代にもならない額なんですが・・・「どっちかです」。まあ、いつか来ると思ってたのでしかたがないですね。きちきちの乗り継ぎとかの時じゃなくて良かったと思います。これも天の思し召しです。駅まで戻ってTGVを探すけれど最終電車は既に過ぎ、タクシー運ちゃん「俺ンとこ泊まれよ!」・・・いや、途中のリヨンまででもいきますと言い訳して車を降り駅隣のアイビスホテル泊。
 午前三時に携帯がなる。+33だからフランスなんだけどなぜこの時間? 「ハローォミサッキ、いま日本は何時だい?」・・・ジャマイカ某バンド、バンマス。結成40周年ワールドツアーが、なんと偶然にも本日マルセイユを通過して、モンペリエにはいったとのこと。「フランスにいる? それもマルセイユ?!・・・おぉ、なんて運命だ」パルドン? 「運命だっていったんだよ、この九月の来日、僕は一週間メンバーより予定を早めるよ。君の家族に会わせてくれ」ちょっとまて。なぜ話が飛ぶんだ、この二年間でメンバーといる時間以外一緒にいた時間は一日にも満たない私たちがなぜ、家族ご対面まで。でしょ?「時間が足りないなら、これから作れるじゃないか! その一週間を始めに、一生あるぜ!」わーん、そうじゃないー。とにかく明日ははやくにパリいっちゃうからマルセイユ来ても会えないヨーじゃあね、と切るが偶然にもその十分後に日本の某スカバンド、バンマスから電話が。えー、と、これは仕事になっていこうとしていますが、えー、これを話したら更にまた妙な運命が動き始めそうな彼とのご縁が、不安な感じです。普通に仕事しようよみんな。ビジネスの人間関係は線引こうよ。
 つことで。