仕事デー

pesce2004-07-18

 と、いうか正しくは明日がそうなのだけど。今回のパリ滞在のメインは本日行なわれた友人の結婚式立会人であって、それにくっついて仕事が幾つかあるはずだったのがずるずる削れて日曜日に撮影立ち会いのみとなりました。立ち会いばっかや(全然違います)。
 友人のご結婚相手はパリ在住のパフォーミングアートのディレクションを始め諸々アート方面のことを生業とされているかたなのだけど、ご出身がフランス中東部というかあの、コルビジュエのロンシャン教会がある近くと言えばイメージできるだろうか(って、それは建築系の人くらいか)というところから親戚一同いらっしゃってて先方、英語が通じない。ただ、見ていておおよそ言いたいことが理解できるのはお母さまであり、やはりここでも万国共通おばはん言語という私の仮説は証明された形*1。何があっても母国語以外は喋らないのも特徴。
 結婚式と言っても教会や式場ではなく、市役所で国旗たすきがけの市長を相手に誓いを立ててサインするというシンプルウェディングで、そのあとは自宅で食事会というようなもの。花嫁はセールで先日買ったギャルソンの白上下に金色のスニーカー、花婿は最初着ると言っていた私が先日あげた(エルベシャンデス氏から貰った・笑)イッセイのエポックが暑いといって着古しのTシャツ。スニーカーだけ新しかったけど。まあ非常に「らしく」てよかった。婿の立会人の俳優氏の方がジャケットきてるだけ婿っぽかったにゃあ(私は毎度のハイダーのスモックとシットボンのロングドレスと言ういでたちでどっちかつうと二次会仕様でしたが)。と、一応、微妙に報告でした。彼女を知ってるひとが何人ここ読んでるかは知らないけど、幸せそうでしたよマダム・タムラ=トゥイヤード。*2
 式後に立会人同士で近所にジプシー音楽のライブを観にいくが、普段東京でプランクトン系のライブで見るよりもずっと大掛かりで客も多くてびっくりした。あんなアングラっぽいのは東京だからなんだね、普通に客層がオシャレでしたよ(いや別に東京でのライブも好きですが)。

 と、まあ主な事が終わったので明日はちゃんと仕事しまっせ。そしてここを去る支度をするのだ。帰るぜニッポン! そして帰国日の夕方に二件ミーティングがブッキング! 血も涙もないですね。火曜日の夜めに蕎麦か焼き鳥を一緒に食ってくださる方を募集しておきます。それかてんぷら松林(4/23参照)でもいい。

*1:以前はチェコの田舎で一日四本しかない列車を大雨で乗り過ごし、帰国できない恐れという緊急時に助けてくださった、全くチェコ語しか喋らないおばさま集団。まずどこの国にいってもおばさんは「あぁらまあ」と言ってるという事がわかる音声を発する。あとはともかく、自分が理解した方向でノンストップに事をすすめる。なので多少の事は力技で辻褄あわせてくださるので、最終目的地さえあっていればとりあえず問題ない。あの時はフライトチケット見せて「これ乗りたいの」ということをわかってもらった。

*2:写真は自宅での披露パーティにて新郎新婦のお足下。靴かわいかったな。