Shopping Addiction

pesce2004-10-04

 つうか、ハイパーリッチの昔のアルバムの曲名であったよね、ショッピング・アディクション。あとクリスマス&サン。さて伝わらない独り言はやめて、一昨日に徹夜あけのまま手袋とタイツ買うつもりで立ち寄った渋谷西武A館とMOVITA館が戦場となりました。なんも秋物もってないなー、程度のぬるい気持ちで覗いた秋冬物、フルラインナップ完了の各店鋪でセール時並、いやセール時には来ない客だからこその煽り立て合戦が! 一度エサもらった人間の顔は忘れない、これ接客業の基本。特に客単価の高い割に客層が若いVIA BUSがわけわからなくテンション上がりっ放しで、「似合いますヨー!」「今日着ている○○にそのまま着れますねー!」というお決まり以外に、「私もそれ持ってます! お揃いに着たい! マジ!」(なぜ貴女と)、「△△さん、これきっと似合う! イメージと全然違うからカワイイですきっと!」(イメージと全然違うから/カワイイ、の間の繋ぎを入れて欲しい、せめて。)、と何かとにかく勢いだけを感じる論理レスなワードを浴びせかけられ、そこでは全くお勧めされなかった靴とストールを購入。
 そこで開いたチューリップにその後、通り道にあったアダムエロぺなどがごんごん打ち込み、ニット、ツイードコート、フラノ地のパンツとコーデュロイのパンツで先日の某誌一冊で稼いだギャラ(普通に同世代の給料一ヵ月分)がパー。ダメ出しで、コットン買ってねえべと立ち寄った化粧品フロアにて眩い金色についケースを覗いた(昆虫です)イヴサンローランに捕獲される。「全世界で20秒に一本売れているファンデーションペンシル」*1、「これはもう、塗るコラーゲン注射」*2、などキャッチコピーの暴力というか恫喝されている気分にしかならない説明を、整いすぎたペンシルのラインが整わない地のラインを強調しがちなゴングロギャルに30分聞かされ、ずっと脳内でかかるCKBの曲(イヴサンローラン〜)ばかりに耳を傾けて気付いたら写真のパヒューム、IN LOVE AGAINを手に明治通りに立っていましたとさ。いやこれは欲しかったんだけど。
 お買い物に行く際には、催眠状態に入りやすい体調&状況はなるだけ避けましょう。脊髄反射で服を買うとニキータばりに着回しレスなコーディネートが手元に不良債権となるばかりですね。いやあれ(ニキータ)、着回ししちゃダメなんだそうで。放送用衣装かっつの。

※次お会いする際に「「塗るコラーゲン注射」の調子はどう?」とか「それ、新しいニットってやつ?」とか会話の糸口としようとするのはモテない人のパターンです、要注意。どうしてかわからないやつは表でスクワット100回。

*1:一分半に一組のカップルが離婚しています、とか、45秒にひとり難民の子供が、とかネガティブなイメージしか浮かばない

*2:岡崎京子のマンガが連想され邪悪な印象