Photographers

pesce2004-10-16

 ティルマンスを撮る紀信さんを撮る親(ちかし)さんを撮る図なのだが諸々著作権&肖像権が(笑)ありアングル悪いバージョン*1
 涙でるほどいいひとだあの人。
 眠くて、書いていい事と悪い事の区別が怪しいので、また今度書きますが。

 ちょろっとだけ。
 うーん、基本的に仕事の中であったネタってどんくらい書いていいのかなー。掲載されるものに関してはあんましhatenaでは触れないようにしてみていますが。
 でも本当、会ってみてもなんのイメージのブレもないアーティストさんは珍しいわけです。特にいいイメージ抱いてるひとって(笑)。二回も訪れておきながら、まだ実際まったくゆっくりと見れていないので、正直、感想的な事は前日の所に書いたオープニングで、パッと見て「ああこれは彼の部屋っぽいのかな」と思った事くらいどまり。あとはインタビュー質問作成用に今回のカタログと前回のテートでのものをざくっとみて、「よくありそうなものたち」から彼を特別なものにしているものはなんだろうかと息苦しくなりながら考えていた。写真集をめくったり作品に目を滑らせる事があんなに快感のひとなのに、言葉で捕まえようとすると喉元まで引き寄せられて苦しい。
 取材当日、彼はトークを終えてファンとできるかぎり交流をして、さあこれからギャラリーで雑誌インタビューです、と目の前の客たちから離れたとたんに高熱で倒れたという。到着直前にたまたま電話入れたら「キャンセルさせてください」とギャラリーに言われて入稿直前を一誌と先生写真家を一人(あとスタッフはニ誌合わせ9人)連れた私が倒れそうでしたが、色々な人が倒れそうになってました。今日ギャラリーから来たメールだと、結局昨日の取材予定媒体は全部こなしたそうで、終始笑顔で丁寧に応える彼を思い出して本当、こう昨日も言ったが「私の鬼! 悪魔! ハイエナ!」という気持ちでいっぱいでやした。
 紀信センセイがちょっと面白かったことについての話は自分の所ではやめておきます。
 個人的に写真はエグルストンとかのニューカラー勃興近辺好きで、今年頭のショアー復刊に色めき立った種類の写真好きであり、最近の日本の若い人とかのはあのあたり水で薄めてるから好きくないーとか、知ったような近親憎悪的なこといって近所の書店員さんに叱られるような、まあミーハーと呼んでくれて間違いはない人ですから。ああいうやつら呼ばわり上等!(笑)
 ちなみにここんところの日本人の作品集では(いま手の届くところにあるから出すと)藤部明子さんの『Hotel Upstairs』asin:4990086856すね全然違うけど。あと今年Arlesで見て川内さんを見直した。雑誌掲載のとかは印刷悪いし色々しかたないけど、作品集とプリントみると一時期大量に浮かんでは消えてったあの内向繊細日常型女性フォトグラファーズとは一線を画しています。

 さ、一本原稿あげただけでいきなりつらつら書いちゃいました。よくないですね明日朝まだ締切りありますよ。

*1:それぞれ11/11売りサブラ、11/20売りCompositeなどに掲載すよ