艶男

　久々に一日中、電車に乗りまくったら、地下鉄の車両がMr.インクレディブルとか言う講談社が協賛なので全雑誌挙げてタダパブ増進中の映画のパブ車両で、中づり『どんな家族にも秘密があります』とか、どうなのか、なんかの拍子に誰かのトラウマボタン押しそうなキャッチとか眺めながら、アディダスのちょっと前のテキスト広告も狂ってたよな、ああいう暴力にいったい消費者は声をあげないものなのだろうかとか思いながら表参道駅におりたら、地下のコンコースが『NIKITA』にジャックされていて”NIKITAのトキメキ・クリスマス”とかに全てのボードと円柱が艶女と艶男で埋め尽くされていて、伏し目がちにとにかく一番近い改札から外にでたジミータpesceです、もう負け犬とかでいいっての。
　でも、今日はドラえもんの領収書で飲み食いして蕎麦で〆て来たことは内緒だぞのび太クン。さ、明日からしばらく骨を削らず身を切らすために広告の世界にダイブします。探さないでください。強く生きようと思います。