餅つき

pesce2004-12-31

 やはり日本男児は年末は餅をつくべきだと思う。餅をつく男性の後ろ姿はかっこいい。これからはチョイモチオヤジだ、主婦生さんそのへんよろしくです、杵と臼ですよセクシーな男は。
 と、いうことで東泉さんにくっついて美人三姉妹の待つという伊藤家の餅つきへ。噂に違わぬ美人揃いと、お父さまの厳しいチェックをくぐり抜けただろう褌だって似合いかねないナイス旦那たちで既に餅はほとんど搗かれていましたが、私もかなりいい線で餅搗きました。褒められたのを喜ぶべきか、なぜ捏ねの方をやらせてもらえなかったのか、など考えるところはありますが、夜には牡蠣も女性で唯一人、殻開け作業をお父さまより伝授されナイフでガリガリあけていまして筋がいいと褒められました。ご飯も一番食べました。私が男なら、お父さまに気に入られたりして、美人の末娘さんを娶ってというストーリーも、などと妄想しながら土産に餅を一枚もらって帰宅しました。
 ああいった一家団欒、一族集合はうちも母方はよくやっていたが曾祖母が亡くなってから主会場が喪失され、小規模の食事会を年に数度都内で行なうのみとなって数年。いまは、祖母宅でのクリスマスと新年、あとはイレギュラーに親戚の喜寿やらなんやらといった程度(あとまあ法事)となってしまい何かとても懐かしい。陶器の西洋人形が飾ってあるようなガラスの棚、瑠璃の盃、子供たち、男たち、女たち。それぞれの動きをみていて昔の自分達のホームビデオの中にいるような気になった。
 美しい日本人の生活の中に、杵と臼を取り戻そう。年末の決意でした。