Liege

pesce2006-02-03

 一日時間を作って、隣国ベルギーは第四番目の都市といわれる
リエージュまでタリフで二時間、向かってみる。
ワロン地方、国内では南方だがつく前から雪景色、少々ひくけど
まあ予想はしていてタイツの上からスパッツ&ソックスにブーツ。
アンダーシャツ三枚重ねにニットキャップだったので、
現地の友人の言うほどには寒くなく済む。
街の印象としては、リラックスした古くて良いヨーロッパ。
ロマネスク、ゴシック様式建築もあり、普通のショッピングモール
あり、Quickもあり。フリッツとビール(平日昼から飲んでる)、
チョコレートが大量なのはベルギーだからそういうものなのか。
 全体的に友人のSaraが作ってくれたパスタ(曰く、日本人向けにあっさり作ってみた)以外の
食べ物飲みもの全て甘かった感想だけど、当人たちに言わせると日本の方が甘いと。
せいぜい似てる、またはもっと甘いと思うんだけどな、
Bouletsも照り焼きソースという感じだったし。
リキュールの『ペケ』とか、ワッフル、チョコレート、コンポート、
ワインも、全体的に甘味強しでした。
 縦位置の写真ばっかり撮ってしまって、いじるのが面倒なので
写真は横位置だった夕食のBoulets and flits、これもリエージュ風ソース
リエージュ特産の梨とかで作ったシロップが入っていて甘い)
ともかく地元リエージュまたはワロン地方のものが多い、
当たり前なのかもしれないけど、普段外来ものばかり目にする東京にいる身としては、
街のスーパーから、個人商店まで地産品を全面に押し出している
それも観光地ではない場所、というのは面白くもあり。
 そして友人宅が街の中心部3LDK(各12畳くらい)で家賃300euroだ、
と言っていて倒れそうになった。安い方よっていってたけど
正常家賃でも700euroもあればこれくらいだって、そりゃちょっと。
あらご両親と暮らしているの? と聞いてしまった。
生活するために働かなくちゃいけない、というのとまた意識の置き場所が変わるでしょう、
それがこのリラックスした感じなんだろうか。
もちろん、だから働かないという空気はこの街には別になく、
ただ、穏やかでしかし鈍重ではない普通の暮らし、
若いアーティストやら何かのための準備が必要な人たちが焦らず暮らしている。
それが、風通しの良さとか彼らのおおらかさに繋がっていて良い街だと思える。

 そしてしかし彼女が元オリーブモデル(ベルギー&日本ミックス)だった
過去を持つことを知ったのがこの旅で一番の驚愕。
14歳の時ねー、ってわー、写真見て納得、驚き過ぎをたしなめられる。
ママの若い頃ねーみたいな、には若すぎるから。
でも仕方が無いさ、ヨーロピアンミックスの東洋人かわいいもの。そして花の命は短い。
 翌日W-cupの時に日本で会って以来だった知人がリエージュ在住とわかり
三人でペケを飲んで、最終タリフで北駅へ戻る。
今回旅行中、一日前倒しの土日休暇って感じの二日間、堪能。