服と持ち物と躱し

pesce2006-12-28

えーと仕事柄もあって服の趣味が変わったとか言われますけれど、これは仕事であって趣味の問題じゃないので。身体は一つしかないので、身につける服や時計や靴やネイルカラーは仕事に寄り添う事になります。といいますか、制服のように会社のロッカーに入れておけるほど就業時刻や範囲が限定されていませんのでなおさらだ。
私個人としては、衣服はある程度の部族分けの基準としてまだ見てしまうので、やはりこの仕事のなかでは異端なほうに属する服装の呪縛の中にあると思う。が、まあ以前を知っている上にいまの所属を知っているひとには同一カテゴリーには見えないそうで。
しかし、ある一定以上のお金をかけた品には決まって共通したある不気味なセンスが加わってくる。あれはなんなんだろう、父方に特にそれを感じ、母方にはあまり見受けられなかった。資産的には同じくらいの並びの両家で言えば寺院と貿易商で構成された父方家系と教師よりの医者と教育者で構成された母方家系の購買物に対する姿勢のためだけれど。最近はおかげさまで母方親類のなかでは父方の感性を受けたものとしての評価が出始めている私なのですが、人生がんばってるんですよ。労働に身を委ねているうちはどう頑張っても父方親族のあの世界へは旅立てまい。いえ、父自身は質素大好きな教育者(親族中では異端)なのですけどね。

それでも貴金属ではない装飾品や表周りを埋めるクライアント以外の靴、鞄、衣服で生き延びているのだけれどな。先日はイーリーキシモトの銀色ドレスを買ってしまったがさすがにこれは会社に着ていけないのでマチガイ。

ネイルは近々チェンジ。