飛翔と飛躍

pesce2007-09-11

色々な言葉や事柄の、歴史的変遷と現行の意味範囲などを考えていたここ数日。いやそんな言い方せんでも、数日じっとしていなくてはならない時間が長くかつ(超)鳥瞰図の視界から仕方なく。あとどうしようもなく多国籍な環境からも必要性がありで。いまさらだが知識がないということはどうしても近視眼にならざるをえんのだなー、それでも鋭い分析能力など携えていれば気付くこともあれどなー、私は凡人なので体当たりの経験から学ぶしかできんのだなーなど。時間軸という基準を導入して判断の次元が増えると労力が単純倍増などではなくおそろしく負荷がかかるので全ての事にそれはやっていられない。ごく限られた範囲にしか力を割かないのも礼儀だわねと。
まあこの秋公開になるハンガリー動乱(1956年)の映画を観てそのあと手元にあった『想像の共同体』など読んで(なにをやってるんだ)、『クリエイティブクラスの世紀』(人に貸していて読んでなかった)に手をつけ『Warped Passages』を数ページ開いたあとに、試写を結局見なかったまま手元にあったサンプルDVDで『スパイダーマン3』と『ミス・ポター(今秋公開)』、『女帝』(ツィイー)を立て続けに観る暴挙(笑)。そんなせいで混乱していた頭を、机に積まれた色校で醒まされた今朝でしたよ。

前述の「言葉」とは言語のことでもあり、近年スラブ系諸語をなんとなく端からかじって行ってたのだけれど今回ハンガリーマジャール語)は全くわからなかった。同じく全く聞き取れない北欧ウラル語系統だと初めて知った、行ったことないけど気になり続けているモルドバなんかもこの系統らしい(モルドバが大体二つあるので正確には未確認)。印欧語族からすらどんどん離れていくよ、危険。で、同時にアンダーソンなど読んでいたので、19世紀東南アジアにおけるアナーキストの活動についてとかな、おっきいことを考えすぎると最後にたがが外れてインタナショナル各国語版とか歌い始めるから要注意! 人にもらったクルド語バージョンをかけてみたりした、これかなり危険。

あまり危険だったので、今は超高いシャンパンのプロモーション企画なんかを書いてみたりして日本の社会に足をつけようとしています。あと経費清算とかしてみてる。

あの、まあ校了後ですけど、アルスエレクトロニカは楽しいのでいけない人はSLでArs Electronicaと引いて行って見ると、リンツに本当に作ってあるSL広場があって、現地10:00-22:00は、現地にいる人たちが参加していたりしてなかなか楽しいですよ。レポートは連休後にします。大人の事情がありまして。SLでの移動手段でFlowというのがありまして、とことこ歩いているともどかしい時にすわーっと飛ぶと楽です。それとなんとなくログアウトするときに垂直に昇り続けながら消える、というのが自分の儀式っぽくなっております。滅多におりませんが律儀にハンドルと同じ名前で、フェス終了まで在宅時にはSLアルス広場にいますよ。