FOIL Gallery

pesce2007-09-29

展示会から会社に帰り、デザイン入れしてすぐ馬喰町のFOIL Galleryオープニングに。昔やっていた雑誌のAD、角田純一さん(東京行方不明度ナンバーワン)も出展していると聞いて。まあ雑誌FOIL自体のADもやっているし。終了15分前に到着したけれどまだわさわさと真っ暗な雑居ビル街にアートな若者の群れ。二階に上がる、Jodie Vicentaの作品が見え、Andersの作品が人影から見え、ワインを取ると竹井編集長(笑)が目の前に居てほろ酔いだったので「おー、飲めよ飲めよ」と駆けつけ数杯。角田さんが角田純名義でやってる自作品の前に居て数年ぶりにあう、目黒のアトリエはあのままだから、とのことで近いうち遊びに行こう。で、このひと知ってる? とアンダースを紹介されかかる。っていいますかあなたの雑誌でやっていたしよく知ってるし、某雑誌の立ち上げで巻頭このひとに10ページも任せたし。むかし見せてもらったBabyちゃんたちが、いつのまにか胸の丈ほどの少年少女になっていた。
どの作品も密度が高く、気配が強いものばかり。あとでみたらギャラリーはトラフの作だった、来ていたのかな。RXとCETを目前にした佐藤さんも来ていた。だから「痩せましたよね」とまた言っておいた。Composite時代のイメージが強すぎるのだな。入稿途中だったため20分ほどで立ち去ったけれど、あそこはよくなるんじゃないかなと思った。なんか今日はちょっと同窓会みたいな雰囲気ではあったけど、凛とした作品と作家ばかりだ。竹井さんおめでとう、期間中に花でも送ろうかと思ったけど弊誌名を入れると冗談にしかならないし社名もなんだか、と。別に無記名で良いのか。
コンテンポラリー・アートという、時代を共有する作家たちの鮮血のような作品に出会えること。同じ時代にこれほどの才能がいることの喜ばしさ。投資対象として株みたいにこういう作品を買う人たちもいるみたいだけれど、少しでも感じるものがあってならいいなと、思う。こういった作品や雑誌に、いままで何度も魂を助けられてきたように思う。この瞬間に東京にいられてラッキーだ、と感じたのはずいぶんと久しぶりなのかもしれない。