Claska
去り行く人も来る人も、友人なのでなんとも言いがたいけれど、ともかくこの三連休でTransit General Officeと都市デザインの立ち上げたホテル・クラスカは一度幕を閉じ、春から元IDEE組＆SFC？（笑・それは偶然とはいえ）らによる新たな場として再開される。14日のサヨナラパーティは死ぬほど行こうとしたけど死ぬほど食あたりに遭って回復したのが明け方、そろそろ終る頃であったのでベッドの上から思い出すことで追悼にかえました。
というのも、昔やっていた建築誌にてまだヘルメットかぶって入らなきゃいけないホテル・ニュー目黒な状態のクラスカをフォトグラファーの木寺氏と取材したことに始まり、当時の会社が都市デザインと密接だったり色々あり一度は住んでみるかとも思ったあの頃だったので。この部屋がテラスがめちゃくちゃ広くなるんです！ とか、東京タワーが見えるんです！ とか看板ももうすぐ変わるんです！ とかそんな説明を受けつつ。2003年の春先に撮影をしていた。遠景にはオープンしたての六本木ヒルズが霞んでいた*1。
それから半年近くたって私はその会社を辞めて、旧IDEEの東京デザイナーズブロック公式ブックレットを作っていて、ちょうどその頃にオープニングだったように思う。青山のオフィスから皆で出かけて、二年前にワークショップで会ったTOMATOのメンバーによるエントランスなんかをそれなりにはしゃぎながらくぐった。最後に足を運んだのは昨年1月下旬のトランジット系バースデーパーティだったかと思う。どうしても東京の南西部でも山手通り内側までが行動範囲であるため、滅多なことがなければ足を運ぶことがなかったのは事実だけれど立ち上げのころの活気やサロン的な空間は、行った回数よりも多めに懐かしさを覚える。
中村さんは常に新しく楽しい場所を作る事に長けているので次を期待し続ける意味で、目は離せない。クラスカは一度彼らによって息を吹き込まれ（海外のTOKYO HOTEL情報では非常に高い格付けがされている）、ニュー目黒がただ取り壊されていくこととは違う道を進むきっかけを得たのだと思うので。と、言うことで新しいメンバーによる三月の再始動には期待をかけています、がんばれ仙ちゃん！（笑）
