Shibuya Publishing

産直書店、できました。と、他誌風の書き出しにしてみる。なんていいますか、鰻の寝床、じゃないですね、鍾乳洞っていうか、まあ二人向き合って鏡のマイムとかやりたくなるくらい奥が深い、物理的に。という空間を活かしガラスで仕切っただけのショップスペースとオフィススペースで奥で作った書籍や雑誌を、そのまま店頭出しするというフレッシュ! な書店です。もちろん、限定品もあります、Shing0 WAKAGI先生の写真集が第一弾だそうですけど、ここ限定で売るそうですよ。*1
というわけで神山商店街の白洋舎近辺という自宅近所でのオープニングパーリーに帰り際立ち寄りました。ショップの方の棚の組み方は東京カルチャーセレブ幅くんによるTSUTAYA TOKYO ROPPONGIやBOOK246やらでお馴染み年代別テーマ別に編集された本棚なので、実はしっかり観れていませんが70年代の本は写真集からマンガ、雑誌まで70年代のソットサスが作った本棚に収まっていたりします。なんておしゃれな! その奥に広がるオフィスにて、お仕事をしている姿のパフォーマンスを幅くん自らなさっているのか凝っているなぁ、と思ったらELLE誌のインタビューを受けていただけで本当にお仕事でした。

で、内装設計NAP中村拓志さんによるショップとオフィスの奥まで貫く俎板のような長すぎるテーブルと区切りのガラスは本気でどこまであるのかわからない、一般的な感覚だと多分この辺まで、と思うところにまだ実物オフィスが続き、まだあるのかよと思う辺りに鏡があるので何度か肩すかしというか驚きを与えてくれます。極端さをシンプルな外殻が上手にバランスしていると思うけど。明け方トークのジャストアイデアで終わりそうなものを実現に漕ぎ着ける、勢いがあるというのはこういうことを言うんだなぁ、と改めて思った。
ちなみにShibuya Book Seller+Shibuya Publishingとオフィススペースの壁である深緑の黒板にチョーク書きしてあったので、リリースの確認もせずに、それが店名という事で話を進めていますがまあだいたいあっていますよね。

最近、カズーくんによるVSのmusic, fashionシリーズ(VSと安室とパトリシアのコラボキャンペーン。新宿駅の80人等身大安室ロングポスターやら、この新製品のための新曲やらニュースになってるアレ)で超大掛かりなロケでのCMが始まっていたり、飲んでいる時に出ていた小さなピースが素晴らしいクオリティで結実していくところに出くわして、正直悔しい。どれだけ大変だったか少しは知っているので、本当におめでとうと思っている、が、うわやられたなー(と同業界じゃなくてさえ)思うような、同世代の輝きに目を見張る機会が増える。まあこう思う気持ちもなくなったらこの仕事やめた方がいいんだけど。まだ降りませんから。
あ、SHIBUYA PUBLISHING BOOK SELLERS でした。確認大事。
http://www.shibuyabooks.net/

*1:腐りやすいからかしら? フレッシュ!