Audi A5

pesce2008-02-21

展望台お休みにしてほぼ全貸切での発表会。力はいってます。遅く行ったのでパフォーマンスは見られなかったけれど、国産車にはない種類の感性訴求方面プレゼンテーション。もちろん性能は言わずとも語るドイツ車。自分には色々な意味で縁のない種類の車ですが、好きではあります。つまりは同じ家に帰る間柄になることはないけれど時折共に過ごす際にリスペクトと親愛を持って接するだろう関係というか。車が欲しいなら国産車のグレードの高いものがいいと思っている、車とさえ思っていないが熱中して気付いたら人生を共にしているのがラテン車。そういう私なので。

ワイヤーを使ったこの展示会のための女性の身体や曲線を表した作品に、テーマはDesireというコンセプトの次に、ボンテッジ風に隠されて縛られた車体が赤く照らし出され、その先に実車がお目見え。

線、フォルムにとてもこだわりがあると説明を受け、ああなるほどと。80年代っぽいクーペ後部窓枠のアルミデザインが結構好み。しかし中に座らせてもらうと右ハンドルに小さな径のハンドルに異常なまでの違和感を。こんな身体になったのは、ええあいつのせいですが。Amiよ。ボタンひとつの快適さを快しとせず乗りこなしのテクを経た操縦感に快感を覚える、家電や携帯は別として基本、私のDesireをくすぐるのはそっちらしい。この面倒な病は人生のためには治すべきなのだけれど、局所的には少なくとも。
と名付けられたコーナーでワインとチョコレートを食べ比べる企画をやっていた。利き酒、の「きき」である。

時間がなかったのでワインはジュラのヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)のみ、それにあわせてチョコレートはオレンジとバニラをひとつずついただく。どちらも素晴らしい、ワインは樽香が力強く繊細なドライシェリーのよう。薄暗い室内には最初に登場したワイヤーアートにコルクやチョコレートをディスプレイしてある、DID的な感覚の鋭敏化と同時に少ない視覚情報にワイヤーによるフォルムの抽象の反復。
突然思い出して呼んでくれた清水久美子さんありがとうございました。相変わらずDesireというか「リビドー!」と叫びつつ突き進む姿が美しいです。
このブログで珍しい、車ネタでした*1

*1:正直自分の載ってきたものが車やバイクと呼んでいいものか微妙なので、通常の車について語ることは滅多ない。バイクは雑誌作ってたからまだドカとボクサー系については言えるが