Neuss市

pesce2008-07-04

CologneからIC〜デュッセル乗り換え鈍行RE15分で到着、の郊外都市ノイス。 ケルンからの距離感覚としては鎌倉くらい、駅前の雰囲気的には 与野本町(さいたま芸術劇場行く時くらいしか降りない、地方芸術振興都市)というとこからタクシーで15分、まずはランゲン財団へ。
全く英語も解さない街のタクシー運転手さんでもランゲンと
インゼルホンブロイッヒ美術館の名前を出せば知ってる。
というか他に何があるのかわからない。古い教会と典型的なドイツの住宅街が続く。
で、麦畑のど真ん中、降ろされるとそこにそびえ立つ(というには低層) 安藤建築。
人工池の中にガラスで囲われたコンクリ打ちっぱなしの箱。
一見涼しげですが考えれば一瞬でわかるように日光の強まる季節は地獄の温室。



展示室の半分は半地下の第二ホールへ沈ませてある。
外が見えないと何か東京にいるような感覚になる。
客足も時間が早いせいか、ほとんどなく
受付のおばちゃんは妙に日本人っぽい顔立ちだし。
秋までの企画展らしいのはマリアンヌ・ランゲンによる現代(西洋)美術と
日本美術(確か西洋と東洋の時間を越えたまなざしの交錯、みたいなタイトル)
という趣のものでウォーホルと永徳や雪舟が向かい合ってたり
ピカソと平安〜鎌倉期の仏画が並んでいたりする。
一階のほうでは仏教アイコン展とでもいうか、入り口にだけ
日本の 僧形坐像(と木箱に書いてあるんだが立ってる。中身あってる?)があり
中は基本、インドの古代仏教関係の金属やら焼き物の仏像ら。
ギリシャ彫刻みたいな顔したシヴァ像があった。

のちテラスでオシャレげにカプチーノをいただこうとして
案の定太陽光線で網膜が5分でギブ。
インゼルホンブロイッヒに移動を決めます。


外に出るとさざ波の立つオシャレ人工池は近所の犬の水浴び場として
活用されておりました。
小型犬などを片手でつかんで放り込むおっさんとかも。
周辺は麦畑の他、元々の砲台跡地として彫刻まがいの鉄の塊もあります。
さてそこから、同じ財団の運営する例の湖沼庭園美術館
ですが。第二部に続くとします。