Dominique Bouchet

pesce2008-07-03

12時からのランチ予約がようやく取れたので、RERで駆けつける。Restaurant Dominique Bouchet は、住宅街の比較的意外な場所にあるのですが、日本でのほうが有名なのかしら? と思うほど通じる人に出会わなかった。ホテルクリヨンの元シェフ、というと昨夜のステージも一緒した友人は知っていたけれど、近所のホテルのスタッフは誰一人知らなかった。ええまあ3つ星程度のホテルじゃ縁がないのか。ただ、店は12時オープンの後、友人がたどり着いた12時半までに満席に。全員フランス人のスタッフは全員、日本に研修旅行に行かされるとのことで妙に東京の店を知っていたりする。
友人ことカトリーヌはいつの間にかDeparturesロシア版のパリ特派員で、
タに何を話したのか知らないけれど(ともかくそれを説明していたことはわかったが早口すぎて聞き取れず)、
とサービスがついた。彼女は本当にこういうことに関しては異常な腕力を見せる。
アミューズにオマール蝦を詰めたマカロニ、それから特製の日本酒を使ったフォアグラのパテ
(シンプルな外見から想像つかないほど豊かな味!)、ミントのソルベを挟んで
豚足のクロケット。カトリーヌは塩がきついと言ったけれど、
移動時間のリミットを忘れかかるほど久々に一生懸命食べた。



ソムリエ氏もなかなか上手で、表現力豊かにワインを持ってくる。
友人待ちの間に食前酒というには飲みすぎており、名前はほとんど忘れたけれど。
カトリーヌが「こんないいお店を教えてくれて、ありがとう。仕事にもプライベートにも使えるわ!
だからここの分はOKよ」といってD誌で領収書をきっていた。
ごちそうさま、アメックスロシア。


店からロワシーバスまでタクシーで走り、カトリーヌに手を振りつつ飛び乗るように空港へ。
Cologneは、到着してまだ17時半だったにもかかわらず、
何も食べずにそのまま倒れて眠り込んでしまう。
ぎりぎりだったせいで実は飛行機もビジネスクラスに変わったのだけれど、
中途半端に豪勢な昼食はあの料理の後では口にできず、
こっそりエチケット袋に移しホテルについてから捨てた。
申し訳なかったけど、やはりニシンの酢漬けは無理だった。

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