FUJI ROCK FESTIVAL
といいますか、全日参加でなくカウントするなら
無駄に皆勤賞のフジロックでございます。いやホント。
'97年の天神山から始まり'00までは全日程、そこからは
最短で現地滞在17時間('01)、あとはそれぞれだけど
三日間丸ごとというのはなくなりましたなぁ。
校了時期に重なり、デザイナーが土曜休みで動かない
と確認した時間から即レンタカー借りて関越をすっとばし
早朝到着して日曜に車を置いてそのまま会社に来たり。
今の会社では、月曜始発新幹線で東京駅〜まま出社とかして、
なぜそこまで、といわれても、あれかな習慣とかで片付け?
でも後悔するくらいなら、と今年も土曜だけ行きました。
そう、この土曜だけというのが、悲しみの元です。
というのも、for me最大の目玉はなんといってもあのバンドですよ。
血まみれヴァレンタインですよ。いわゆる通称マイブラ、前日にステージリストに掲載されていても、
演奏が始まるまでいや厳密には演奏終了するまで、ちゃんと出演してくれるのかわからない。
(今年既にどこかのフェスで二曲目にして楽器投げ捨てて終了したし)
なんで金曜なんだよ! もうあのハゲ兄弟とか見飽きてるから! 土曜のトリにしようよ!
日曜でもいいよ! 昨年だか一昨年に、無理して金曜にたどり着いたらレッチリ終了のタイミングで
しかもプレス受付終了されていて、苗場にいるのに中に入れないという状況でふて寝をしたこともあり、
不確定要素が多い中で、夏休みは既に使い切ってるしとゆらゆらいつのまにか金曜日を諦めてしまっていた。
けどですね、音楽に関して最大に信頼置いてる友人の苗場レポ見たとたんに
私の11年は吹っ飛ぶくらいのショックでしたよ。後悔って、しちゃいけないんだ、と久々に思いましたよ。
大概の無理は振り切って見る前に飛ぶ、というタイプですが、なぜ、なぜ今回に限って
こんな判断ミスをしでかしたのか……っ。演奏はもちろんあった上に、やっぱりあれはライブバンドだ(そりゃそう)
もうグリーンステージの後ろのほうとか気分悪くなるんじゃないかってくらい低音が回ってて、などなど。
同時刻でホワイトにてうちの上司と別の友人がBootsyとハイタッチかましていたそうで。それもいいけど。
打ちひしがれたままフジロックのルームシェアがご縁で毎年、この季節ばかり顔をあわせる
カブ兄さんの車に同乗し、土曜早朝にデニムのシャツとかフジロック仕様の服を引っ張り出し、
虫除けとレインコートと腰につける薄っぺたいポーチとゴムサンダルで出発。
荷物は少なく、防虫、防寒・雨、日焼け止めはそれなりに。だいたいが手ぶらで
エントランスを抜ける荷物チェックフリー。
遅く行った割には、偶然に鈴木慶一さんが山本精一さんらのフォークユニットに
特別ゲストで現れたり、無策で行った割にはそれぞれ楽しく。
菊地さんとこの演奏半ばでふらっとグリーンに行ったらアンダワが始まっており
ああ、でも苗場で見慣れてきたなと思っていたのに、ふっと"Rez"の音が
かぶったのを耳にした後、どうやって来たのか記憶にないままモッシュピット前に
おりまして。ああ、覚えているよあの93年を! とか思っていた気がする。
しかし周囲はあれですよ、若者たちはボンスリ始まると、飛ぶんですね。
いや、文字通り、縦ノリ! なぜ! なぜ君たちはテクノという音楽で
一体感的な動きをするんだ! すみません、ごめんなさい15年前のオールドファンで。
水とかぶちまけるなこらぁ! すみません、歳なんで風邪引くからさ、勘弁して。
まあそんなこんなで、苗場食堂で友人あべ++さんが昨日
「二郎の盛りを思い出させる」と記していた塩ダレ豚丼。すごい勢いで盛る人が
「モヤシターイム!」とか叫んでどんぶりが横から見ると球体に見えるくらい
豚丼の上に積載される。持って歩いているだけでみんなの注目ばっちしです。
カブ兄さんとともに食す。カブさんは越後モチ豚という超人気商品に並んでた。
あとヘブンでうちの近所のパン屋が出店してて驚いたよ。
来年からはちゃんと正気で出演者チェックします。
だから、そろそろ皆勤賞でシルバーパスとかくれないかスマッシュ。
へヴンのシャボンと、キヨシローボード