原研哉『白』@銀座ggg

pesce2008-10-07

夕方に、本当にバタバタといった感じで中央通りを
駆け抜けて銀座グラフィックギャラリー(ggg)へ。
明日から開催の原研哉氏の個展『白』のオープニング
が思ったより早い時間だったのだ。
ちょうど、ドアの閉まるようなタイミングで(中はまだ盛況)
飛び込んで久々なデザイン関係の知人らに挨拶。
(既に忘れられかかってますが元々これでもデザインと建築が専門分野)

日本のコンテンポラリーなデザインが海外に認知され
評価が高まった時期と言うのが何度かあるけれど、
2000年代に関しては原さんの仕事や著作による啓蒙も
見過ごせないものだと思っている。
ちょうど2000年代に入ってすぐからずっとミラノサローネなど
海外のデザインフェスに足を運ぶ機会が増えたわけだけれども、
そこで目にする”ジャパンデザイン”というものに
原さん周辺の仕事は確実に影響している。
日本の代表的なデザイナーの仕事というお題で台湾の出版社での
インタビュー仕事もちょうどその頃だったとおもう。

ブログの下地が白いのでよく見えないことになってるけれど展覧会タイトルでもある
今年5月に発刊された単行本『白』。会場にいままでの本も並ぶ。ほとんど白。

個人的には2002年ごろから何度かインタビューをさせていただいたり、
国内外で顔を合わせることも多い。
原稿には載せなかった雑談の中では、彼がかなりの旅好きでちょっと秘境好き?
の一面も持っていたことが印象深い。
アマゾンの奥地に奥さんも連れていったりしているそう、
作品から受けるシンプルで静謐な”白”のイメージからはまた違うけれども。
終了後、人を待つのに歌舞伎座脇のワインバーへ向かう途中、
元上司、岸田氏がオーデマピゲのパーティへと急いでいるところに
出くわす。久々だけど変わらない感じで、新しく始めたサイトの
話など少しだけ立ち話してわかれる。