やなぎみわ『マイ・グランドマザーズ』@写美

資生堂ギャラリーgggなど会社近所で色々あったのを仕事終わらず
泣く泣く飛ばして恵比寿の写美へ。ギリギリ滑り込む。
なぜか知らないがこの日の写真、写美とマジカルでの展示写真大半が
紛失してしまったので、公式のところから作品写真、どん。

『マイグランドマザーズ』
フライヤーですが。

大判の、実物大ほどのサイズに引き伸ばされた、未来の老女たちが
会場のそれぞれの窓から覗く人生のように配置されていた。
その横には彼女たちが《50年後の》今について物語っている。
このシリーズは長く続いているが、今回も新作を加え今後も続くものだと
いうこと。より多くの人生、未来の記録を焼き付けた写真たち。
多分男性よりも、ある時期から先の人生の選択肢はいつまでも
多くあるだろう女性たちが、最終的にたどり着くひとつの物語=人生を
作家とのやり取りの中で選び取っていくという過程も興味深い。
誰しも最後に選ばれる人生はひとつの絵である。そう思う。
会場の片隅には小さなビデオインスタレーションがあり、
グランドマザーズがバースデーケーキを囲み誕生日を祝う
ハッピーバースデー、灯されるキャンドル、吹き消される灯火。
それが繰り返されていた。
合流した鈴木芳雄さんとアメリカ橋でカレーを食べる。
帰社するのを見送って、帰ろうかとしたけど会場であった岡田聡さんらと
マジックルームにいく。大庭大介「The Light Field」の展示、光。
そんでもってまたその辺の写真がないから、偶然写ってた写真の部分を拡大。

特注したアクリル絵の具で一筆書き明細筆の螺旋、その集積。
自然光の中で見ると面白いと思う、白い壁の蛍光灯だと壁に同化?
しちゃってたけれど、卒展のときもこの素材だったらしく
かなり美しかったと聞く。立体に興味があるらしくそれも楽しみ。
SCAIでも同時開催だったらしく、会場に白石さんも来ていた。
のち上階バーでの打ち上げに顔を出すとずいぶんな盛り上がり。

生駒さん、岡田さん、太郎知恵蔵さんなど。
生駒さんと「不況とか言ってばかりで心が奴隷になっちゃダメよ、
こういうときこそ心は貴族!(ファッションヴィクティムじゃなく)
ファッション貴族!」
「なに現金、持ったことないわ。お金って持ち歩くもの?」
とかまあ前の雑誌のときのテンションでやや盛り上がり。